素は見えにくいが、アイデンティティが見えやすい時代? [culture]
21日は選挙ですよー。ちらほらと政治家のポスターが目につくようになっています。それにしても、改めて、ポスターを見ると、本当に写真の修正が当たり前の時代になったのだなと思い知らされます。
修正された写真
映画などの動画だって、ものすごい修正加工されています。(CGだらけ)
音楽だって歌声など修正加工されています。。
本当に修正加工の時代ですね。。世に出回っているもので「素」のものなんてないと考えてもいいのかもしれませんね。。
写真集を出した某芸能人までが「修正は少しだけです」とあっけらかんと言ってしまう昨今。今では一般の方のSNSのプロフィール写真だって修正されていることも結構普通です。(私のSNSはまだしてませんが、そろそろ必要かな?^^)
写真のフォトショップ補正、つまりはパソコンでの修正がひどすぎて笑ってしまう、とネット上で話題になる政治家のポスターも結構ありますが、ポスターにする際、本人はその写真でOKを出しているわけですから、言ってしまえば、表に出ている写真やポスターというのはある意味、こう見られたいという、本人のアイデンティティそのものを表していると言ってもいいのだと思います。
【アイデンティティ】
自己同一性とも言いますが、「他者からこう見られたい自己」「他者に対してこう見せたい自己」を指します。
SNSアイコン(プロフィール写真)で性格がわかる!?心理分析
http://www.tokiomonsta.tv/news/article/190-hitomebo-character-analysis-in-the-sns-icon.html
詳細はリンクを見てくださいね。
●自分撮りのバストアップの写真(目線あり)
自分をちゃんと見せたい。少しナルシスト、完璧主義の一面も。オープンで社交的。
●自分撮りのバストアップの写真(目線外し)
気取ってシャイな人。品性や雰囲気を大事にする人が多い。
●他人撮りの自分の写真
友情や人との縁を大事にする情熱家の一面も。
●風景写真
心のどこかで解放感を求めている人。気遣いがちで頑張り屋さんが多い。自己評価が厳しく、人前が苦手なタイプ?
●タレント、ミュージシャン、モデルなどの有名人の写真
その人になりたいという願望あり。好きになったら一途にのめり込む。
●動物の写真
自由でいたい、甘えたい、人から可愛がられたい気持ちを表しています。
●イラストの人
洞察力が鋭くて、人前で素の自分を出すのはちょっと苦手なタイプ。謙虚だけど、こだわりが強くて芯がある人が多い。
どうですか?当たっていますか?これも実際こうかもしれないし、もしくは、上で言ったように、こう見られたいというアイデンティティの表れなのかもしれません。まあ、ネタ程度に。w
選挙ポスターの分析で言えば、
ポスターの写真において顔の面積がどれだけ占めているかという分析結果もありまして、
最高は自民党が16.9%、最低は公明党の9.8%、だったそうです。
顔の比率=押しの強さ、と考えると、一番押しの強い自民党と押しの弱い?公明党が連立を組むことはこういう点で見てもバランスがとれているのかもしれませんね。
まあ。こんな感じで、世に掲示する肖像からいろんな意味を汲み取ることができると思います。
いずれにせよ、
上で言ったように、世間の多くの肖像はいろんな修正や加工がされているわけで、「素の本人」というものを目の当たりにすることが難しい時代にはなりました。しかし一方で、考えようによっては、その人のこう見られたいという「アイデンティティ」というのはよく見える時代になったのかもしれないですね。(だって、変わりたい自分に簡単に修正できる時代ですから)
「素」は見えにくいが、「アイデンティティ」は見えやすい
そんな時代かもしれません。
ではでは。
PS. 選挙で、誰に、どこに投票しようか迷っている人はご参考までにこちらをどうぞ。
えらぼーと
こんな修正もプロの手にかかれば朝飯前。肌の色、肌をきれいに、輪郭、目を大きく、顔をシャープに、鼻を高く、くびれを作る、などなど、本人のご要望によって、その本人のアイデンティティにどんどん近づいていきます。
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