1万時間の法則を切る!! [philosophy]
「どんなスキルでも1万時間練習すれば達人になれる」は正しくない:研究結果http://www.lifehacker.jp/2014/07/140725skill.html
【1万時間の法則】
偉大な成功者や天才と呼ばれる人たちに共通しているのは、10000時間というこれまで打ち込んできた時間が関係しているというもの。
達人になるには10000時間が必要ということで、努力の継続性の大事さ、転じて努力し続ければ誰だって可能性はあるような話をする時に、この法則が例にあげられることもしばしばありました。
しかし、今回の研究ではこの1万時間の法則を打ち砕く結果が導き出されました。
研究によれば、研究対象にした分野全体として、練習量が占める技量の差の原因はわずか12%だということを発見したということです。また、練習量が技量に与える影響の大きさは、分野によって異なるそうで、以下が他の分野の練習量が技量の差の原因に占める割合になります。
ゲーム 26%
音楽 21%
スポーツ18%
教育 4%
専門職 1%
専門職1%って、、専門職は技量、つまりは才能でほぼすべてが決まってしまうのでしょうか…。
意外?にも音楽は21%と他の分野に比べて高いですね。まあ、私自身、脱サラでここまでやってきているので、才能がすべてではないということは私の経験値からも言えるかもしれません。
これらの情報を見ると、「なんだよ、結局才能かよ!」ってなるかもしれません。1万時間の努力なんて、、と嘆く人もいるかもしれませんが、努力主義の私としてはちょっと待った!ですね。
ここからは私の意見ですが、
結果を出すためには努力は絶対的に必要です。
ただし、その努力が意味のある努力になっているかという見極めがそこにあることが条件になります。
がんばれば夢を叶えられる
これは基本、結果として成功をおさめた、成功者の言葉です。だから、全員にそのままあてはまるわけではありません。
私流にこの言葉を言い換えると
がんばれば夢を叶えられるかもしれない
もっと言うと、
内容のあるがんばりをすれば夢を叶えられるかもしれない(可能性が増える)
がんばった人全員が夢が叶うのではなく、がんばった人の中から夢を叶える人が生まれるのです。だから、最低限、成功者が生まれ出る「がんばってる集団」に最低限属しましょうという話です。(がんばるのが最低条件、スタートライン)
しかも、ただがんばるだけではダメです。内容のあるがんばりが必要。
ちょっと、脱線気味ですが、、何が言いたいかというと、
研究結果を見ると、1万時間の法則は確かに全肯定はできませんが、努力やその時間は絶対的に必要です。
ただし、上述したようにその努力がちゃんと自分の実力につながっているかを見極めることがとても重要なんです。
極端な例えをすれば、いくらまじめに井戸を掘り当てようと長い時間を努力しても、そこが砂漠のど真ん中だったらいくら時間をかけても意味がないのです。
だから、毎日練習するのは大前提として、どこかのタイミングで自分が上達しているか(成果)の冷静なチェックが必要になります。もしも、上達していなかったら、原因を考えなければなりません。単純に自分に向いてないのか、もしくは、上の研究結果のように、練習量が技量に反映されにくい分野で自分ががんばっているのかもしれません。つまり、専門職なら、上達しないのは致し方ないのかもしれませんよね。。(ゲームなら、音楽なら、、たとえ21%でも1%でも人の何倍もがんばれという発想は私は嫌いではないですがね^^)
自分の努力が結果につながることを確信、つまり、毎日の努力が角度1度でも上に向いているならば、1万時間の法則は適用されるかもしれません。もしも、角度0度なら、1万時間やっても意味はありません。記事の最後にもありますが、その時はあきらめて他の選択肢へ向かうというのもありだと思います。(やはり、人には得手不得手がありますからね)
おっと、こういう系の話になるとどうしても熱く、長くなってしまいますね。。
まとめると、
・1万時間の法則はその内容次第
・その内容を測るもののひとつとして、今回の研究結果を参考にするのもあり?
・その内容(努力)が角度を生み出しているかどうかという見極める力がとても大事
少しでも成果の出ている努力なら、やはり継続が大事。
これらを踏まえた上で、
継続こそ力なり、と強く考える音楽家の端くれの私なのでした。
ではでは
ちなみに、1万時間というのはフルタイム勤務に換算すると大体5年くらいだそうです。1万時間を単純に日に換算すると約417日。一年ちょっとね。5年前の自分、1年ちょっと前の自分と比べて今の自分は果たして、どれだけレベルアップしているか、と考えるだけでも身が引き締まる思いがしますね。やはり、基本は毎日が少しでも角度を出して飛べているか、ですね。(角度1度だって何年もすればかなり高くなる。1年後、5年後の自分…)マイナス角度で飛ぶのも問題だけど、地面の上で飛ぼうともしないのはもっと問題ですがね。。【たった6秒激しく運動すれば健康を維持できることが明らかに】http://gigazine.net/news/20140728-six-seconds-exercise/たぶん、そういう人はこういうのも継続できないのでしょう。結局、時間というよりやる気とその内容が大事。
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