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遺伝子検査によるレッテル貼り [science]

受ける前に業者チェックを。遺伝子検査で国がリスト。

http://www.47news.jp/feature/medical/2014/09/post-1166.html

性格が知りたいなら遺伝子分析すればいいじゃない

http://nge.jp/2014/10/28/post-86825


遺伝子検査

近頃、私たち一般人でも簡単に受けられるようになってきています。病気リスクを調べたり、それに伴ったサプリメントをおすすめしたり、今は性格、行動、特徴という、その人の個性をも遺伝子で検査できるようです。

病気のリスクがわかって、それらを予防することができるのはいいのですが、少し怖いなと思ったのが、性格などの個性を調べる遺伝子検査キットです。

前にも何度かご紹介したように、人はとても言葉(思い)の力の影響を受けます。(他愛のない他人の言葉や無意識に目に入ってくる言葉にも影響を受けます)

ひとつの視点から述べるなら、これらを「レッテル貼り」とも言うことができます。

「自分はもう○○歳だから」「自分は○○が苦手だから」「自分は○○な性格だから」

結構、こういうレッテル貼りの呪縛から抜け出すことは困難だと思います。(大体レッテル通りになっていく)
このような「レッテル貼り」を遺伝子検査で行われる可能性があることが怖いと私は思うのですが、どう思いますか?

例えば、私が個性の遺伝子検査をしたとして、「創造性」という部分が著しく低い結果が出たら、とてもショックを受けます。実は無理しているだけで自分は作曲家には向いてないのかなってね。創造性が高いと出ればいいのですが、「マイナスのレッテル貼り」をされた場合、人というものは、なかなかその呪縛から抜け出すことは難しいと思います。(いくら強がっても、絶対にどこか心に残ります)

だから、予防のために病気のリスクの遺伝子検査はいいのですが、個性に関する遺伝子検査はこういう点で怖いと思うのです。

頭の善し悪しは遺伝が65%、環境要因が35%みたいなのをどこかで見たことがあります。確かに遺伝子の影響は大きいかもしれません。しかし、ノーベル受賞者の親や子に、割合として特別優秀な人がいるわけではないという研究結果もあります。結局、遺伝子は自分の乗る車の性能であって、どう運転するか、どうがんばって運転するかは自分自身であり、人生を歩むという点ではそここそが重要なのではないかと私は思っています。(35%がどこまでも膨らむ感じ?この数字自体もあやしげですが)

まあ、この辺は勝手な私見ですが、とにもかくにも、個性の遺伝子検査によって、変な「レッテル貼り」が生まれ、そのことによる弊害が生まれないことを願います。

どうせ、レッテルを貼るなら、自分自身で貼りたいですよね。
それらは環境要因とも、自由意志とも言うのかもしれません。

築き上げてきた自分というもの、アイデンティティが遺伝子検査によって影響を受けるのは悔しいよな、と正直思ってしまう創造性のあるつもりの作曲家のひとり言でした。(遺伝子的にどうかはわからない)

ではでは

PS.遺伝子検査に興味のある方は「遺伝子検査事業者選定チェックリスト」を参考にしてくださいね。強烈な個人情報なので、検査をしてもらう事業者はよくよく選ばないといけません。
http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/bio/pdf/leaflet.pdf

スクリーンショット 2014-10-28 19.12.58.png
初めて会う人に、「作曲家です」と自己紹介すると、「すごい、大物、華やか、印税すごい」と、すごい誤解のレッテル貼りをされます。。まだ、人からのレッテル貼りはいいですよ。(人によっては影響受けますが)ただ、自分で自分のレッテル貼り、上のような遺伝子検査によるレッテル貼りはとても強い力があるので要注意ですよね。


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