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人気YouTuberから学ぶ、情報の捉え方 [society]

【1000万人以上の登録者数を誇る人気YouTuberにみる「誰もが興味をひくコンテンツ」の神髄とは?】
https://gigazine.net/news/20181123-youtuber-viral-movie/


 
今や、子どもが将来なりたい職業ランキングにランクインしてくるようになったYouTuber。私自身はYouTuberの動画をほとんど視聴したことはありませんが、この記事を読んでいると、YouTuberの世の中に与えている影響の大きさを伺うことができます。

どうやったら人気のあるYouTuberになれるか

、、、なんてことを語るつもりは一切ございません。笑

私が上の記事の中で注目した部分。↓

「理論家は理論が正しいから評価されるのではなく、理論が面白いからこそ評価される」

「新しい理論は、古い心理、ことわざ、霊感、格言、言葉、平凡さ、などを否定する場合に注目されます」

社会学者マーレイ・デイヴィスの論文の中の言葉だそうです。

確かに、YouTuberなどの動画がバズる時(拡散する時)、これらの条件を満たしていることが多いような気がします。

「面白い」「興味深い」「常識を覆す」「異様」「刺激的」などが拡散する要素として大事なのかもしれません。

でも、改めて思ったのは、

拡散する情報(動画など)=多くに支持されている情報、本質的に正しい情報、ということではない

、、ということ。

・「面白い」「興味深い」「常識を覆す」「異様」「刺激的」
・「正しい」「真実」「真理」「支持」「本質的」

これらは別軸で考えないといけないのかもしれません。

たとえば、「愛は大切だよ」「命は大切だよ」と切々と訴える動画を流したって、誰も観ようとしないと思います。だって、それは当たり前すぎて、面白くもないからです。(でも大事なことであり、真理でもある)

陳腐な例えをしてしまいましたが、

拡散されている動画や情報というのは、あくまで、興味深く、面白いから拡散されているだけであって、その情報が正しいかどうか、真理なのかどうかは、また別の話ということです。

私たちはどうしても目立つもの(拡散情報)に目が行きがちです。地味で見えにくい本質的なもの(情報)もしっかりとらえていきたいですね。(もちろん、どっちも大事。何事もバランスです。)

ではでは

youtuber_tech.png
スマホ時代の現代は、拡散情報に囲まれやすいです。拡散情報以外の情報もうまく拾っていきましょう。


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共通テーマ:パソコン・インターネット

良い人=同調性の高い人は経済的に苦しくなりやすい(コロンビア大学の調査結果) [society]

【良い人は経済的に苦しむ?性格と金銭問題の関連性】
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181104-00023699-forbes-bus_all&p=1


 
・同調性(親切さや人の良さ、寛大さ、温かさなど)が強い人は、同調性が弱い人に比べ、経済的に苦しい状況に陥りやすい
・同調性が特に高い人は破産を申請するリスクが50%高い
・同調性が高い人が賢くない、あるいはお金を稼ぐ能力が低いわけではなく、同調性の高い人は経済面をあまり気にかけないことから(金銭のことをあまり気にかけないことから)、お金の管理リスクが高くなるようだ

、、、以上、記事引用参考。

これもあくまで傾向の話ですが、おもしろいですね。

同調性の高い人は経済的に苦しくなりやすい

なぜでしょうねえ。記事の文からは、同調性の高い人はお金の優先順位が低い、というニュアンスも見てとれます。でも、それだけで経済的に苦しくなるのでしょうか。

しかしながら、同調性の高い人をイメージしてみると、
お金に限らず、いろいろな面で、「いいよ、いいよ」「いいから、いいから」と言って、遠慮したり、譲ったり、思いやったりするケースは多いかもしれません。

それを考えると、漠然としたイメージではありますが、同調性の高い人はお金がたまらないというか、経済的に苦しくなりやすい流れが生まれるのもわかるような気がします。

個人的におもしろいなと、改めて思ったのは、

同調性が高い=良い人

、、という解釈、定義。

良い人というのは、同調してくれる人のことなんだなと。(逆に、反論、抵抗ばかりする人は良い人という認定はされないもんね。ただ、、同調性の高い人は良い人に思われることは多いと思いますが、同調性高い人=良い人、にはならないのではないかと個人的に思います。)

ただ、気をつけないといけないと思うのは、

同調と共感を一緒にはしてはいけないということ。

同調性が高いというのは、別の言い方をすれば、「人の気持ちがわかる」とも言えるのかもしれません。じゃあ、経済的に上に登りつめるような人は、人の気持ちがわからない人なのかというと、そうではないと思います。

たぶん、人の気持ちがわかった上(共感)で、自分の道を行く人、なのでしょう。
もう少し具体的に言えば、民衆の気持ち(マーケット)がわかるから、成功するとも言えます。

その辺が、同調と共感の違いなのかもしれません。


少し極論かもしれませんが、

同調する人は相手と一体化してしまう(自分がなくなる)
共感する人は相手と自分の間に線がある(自分がしっかりある)

、、とも言えるかもしれません。

たとえば、
泣いている相手に同調して、一緒に泣く(対応は泣くだけ)
泣いている相手に共感して、共に寄り添う(対応は泣くだけじゃない)

うんうん、

もしかしたら、

同調性の高い人は、相手と一体化して、自他の境界線が曖昧になるからこそ、金銭面とかで”なあなあ”になってしまうのかなと、このブログを書きながら、勝手に納得しつつある私です。笑

もちろん、同調することすべてが悪いということではありません。

同調は文字のごとく、相手と一体化してしまうので、多くのことが見えにくくなる可能性はあるなと改めて思いました。

以上、
同調性の高い人は経済的に苦しくなりやすい、という記事から、「同調と共感」という話に飛躍させてみました。^^

ではでは

money_human.png
神経症的傾向が強い人は幸せになりにくいが、高い創造性を持つ傾向にある。誠実さのレベルが高い人は一般的に健康で、節約が得意な傾向、、という記事内の他の研究内容もおもしろいなと思いました。


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共通テーマ:日記・雑感

日本人の平均身長は実は下がってきている?原因は痩せた妊婦や高齢化する親? [society]

【日本人の平均身長低下と女性の痩せ指向との相関関係】
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181101-51954210-woman-hlth


 
・実は日本人の平均身長は縮んでいる
・戦後から1978年〜79年まで平均身長は伸び続けたが、2014年生まれの成人は78〜79年生まれよりも男性で1.5cm、女性で0.6cm低くなると予測(78年〜79年の平均身長は男性171.5cm、女性158.5cm)
・原因は、痩せた妊婦さんが多いため(女性の痩せ指向や、医療現場での過度な妊婦の体重管理)
・痩せた妊婦は低出生体重児を出産するリクスが高まる
・低出生体重児は成人になった時、低身長の可能性が高まる
・身長が低いと心筋梗塞や早産のリスクが上がる

、、、以上記事引用参考。

平均身長はどんどん大きくなっているのだろうと勝手に思っていた私は少し驚きました。低くなってきているとはね。。

痩せた女性(妊婦)→低出生体重児出産→その子が成人して生む子どもたちも低出生体重児になる可能性が高い

、、というループですね。。

こんな記事もありました。

【父親が高齢ほど新生児に健康リスクか 45歳以上で低体重の傾向も】
http://news.livedoor.com/article/detail/15535905/

上の要因にプラスして、高齢化する親というのもあるのでしょう。

日本はこれから超高齢化社会に突入します。

元気な若者がどんどん出てきて頑張って欲しい気持ちもありますが、平均身長が小さくなっていく若者たち、高齢化していく親たち、などなど、いろいろ想像していくと、人口という量だけでなく、質(元気感?)みたいなところも縮小していく感じがします。量と質、ともに衰退していく感じ?^^;

この大きな流れを今更、急にどうするとかはできませんが、

どうやら今の若者たちより身長の高い、私たち元気なおじさんたちが可能な限り、引っ張って行ってあげないとなと勝手に思ったのでした。^^

ではでは


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確かに、自分より体の大きい若者って、そんなに多くはないかもなあ。ちなみに、自分は平均身長よりちょっとだけ高め。


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共通テーマ:健康

「才能ある貧乏」と「無能な金持ち」どちらが成功する?大事なのは遺伝なのか環境なのか [society]

【「才能ある貧乏」と「無能な金持ち」はどちらが成功する?浮かび上がった不都合な事実】
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1810/25/news012.html


 
・遺伝子的な見地から、裕福な子どもと貧しい子ども、どちらがどれくらい学業で成功しているのかを調査
・つまり、「才能のある貧乏」と「才能のない金持ち」は、どちらが結果的に社会で高収入を得られるような成功をしそうなのか
・大学を卒業すること=高い収入を得やすい=成功、と定義した上で、多くの子どもたちの大学卒業率と家庭の裕福率を調査
・結果、裕福な家庭に育った子は63%が大学卒、貧しい家庭では24%
・つまりは、将来的な成功は遺伝(才能)よりも、育つ環境によって決められるということ

、、、以上、記事引用参考。

大学を卒業することを成功と定義づけるのは少々無理があるような気がしますが、その人が成功するかしないかは、遺伝(才能)よりも環境という話はその通りだと思います。(他の文献でも同じようなこと書いてあった)

生まれた家によって成功するかどうかが決まる(環境)、と言われたら、なんだか切ないですが、
生まれた時に既に成功するかどうかが決まる(遺伝)、と言われるよりはまだマシかなと思う私です。^^;

もっと言えば、

遺伝は自分の力で変えることはできませんが、環境を変えることは可能です。

ある程度の限界はあるにしろ、大人になればなるほど、自分の環境は自分で決められると思います。
改めて、「自分には才能がない」と諦めモードの人には、このデータを元に、そんなこと言ってないで、まずは環境を変える努力をしてみろと言いたいですね。(環境が自分に与える影響の大きさは絶大ですから)

ただ、子どもの場合は、なかなかそうはいきません。

上の記事の最後の部分にも書かれていた、
「貧しい家庭に生まれ育ったために、才能のある人たちが無駄にされてしまっている可能性がある」
というのは、そうかもしれません。

少し大げさに言えば、その損失は、国にとっても、人類にとっても、大きなものになる可能性があります。

教育格差という言葉がありますが、それはもしかしたら、才能格差、成功格差とつながっていってしまうのかもしれません。

そういう点で考えると、やはり、
子ども時代の教育はあらゆるジャンルにおいて、基本、全面無償にすべきだと考える私です。

環境で人が決まるなら、そこに全力で投資しなくてどうするの?と本当に思います。

政治家のみなさん、どうぞよろしくお願いします。

とりあえず、大人の私たちは大変ですが、自己責任で環境を整えていきましょう。^^;

ではでは

【小形誠音楽制作のお知らせ】
明後日27日、NHKのBSプレミアム「新日本いいね!」午後11時45分〜午前0時45分
その番組の中で流れる「桐愛歌」という音楽を制作させて頂きました。
よかったら観て、聴いてみてください。

【新日本いいね!〜福島県 奥会津編】
http://www4.nhk.or.jp/P4941/


【小形誠プライベート音源「This Is Mosaic Art」配信中です。】


child_study.png
遺伝より環境の方が影響が大きいということですから、大人の私たちは、自分のことと子どもたち、両方の環境作りを一生懸命に考えて実行していかないといけませんよね。


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人間はストーリー化された情報を好み、求め、受け入れていく [society]

【人はなぜ「ストーリー化」された情報を求めるのか】
https://news.nifty.com/article/item/neta/12180-074816/


 
・人間は事実の羅列では情報が頭に入ってこない。ストーリー化された情報を求め、受け入れていく
・しかし、ストーリー化された情報を検証せずに鵜呑みにしてしまうという「ストーリーバイアス」には注意が必要

【例】
・国王が逝去し、そして、王妃が逝去した
・国王が逝去し、そして悲嘆のため、王妃が逝去した(ストーリー化)

本当に悲嘆して逝去したかは不明。

、、、以上記事引用参考。

甲子園の金足農業フィーバーも色々とストーリー化されたからこそ(メディアが多くのエピソードを紹介)、ここまで盛り上がっているのではないかと私は思っています。

大阪桐蔭の球児たちだって、親元を離れて野球をしてとか、今時スマホ禁止とか、月に一回のコンビニでの買い物が楽しみだ(ツイッター情報)とかとか、他にも多くのストーリーがあるはずです。

言ってしまえば、ストーリーのない人間なんていないわけで、どこにスポットをあてるか、表面化するかだけの違いのような気もします。

記事の中では、人間がストーリー化を求める理由について、「安心できるから」「心の中で何らかの決着をつける必要があるから」などなど述べていますが、私はもっと単純な理由だと思いますね。

人間はみんな、自身のストーリーを持っているからこそ、ストーリーを好む(共感できる)

こういう単純な理由だと思うのですが、どうでしょう。

さらには、ストーリー化されたその情報が自分のストーリーと少しでも重なれば、なおいっそう、共感や感動をするのは当たり前の話ですよね。

年を重ねると涙もろくなる原因は、この辺にもあるのではないかと考える私です。(自分の中でいろんなストーリーが蓄積していくから)

余談ですが、

オーディションをテレビ番組化するのも、ひとつのサクセスストーリー戦略の一環です。(ストーリー化で受賞者を一気に盛り上げる戦略)一時期、歌手発掘オーディション番組が乱立した時は、サクセスストーリー戦略で歌手を無理やり作り出そうとしているんだなと冷静に分析していた私です。^^(オーディションを受ける人たちの裏側の苦悩を見せるのなんて、ストーリー化戦略の典型です)

話を戻して、、、

いずれにせよ、ストーリー化の威力は絶大であることは間違いありません。(人間はみんなストーリーが大好き)

情報を発信する際は、うまくストーリー化して、
情報を受ける際は、ストーリー化に惑わされず、事実をしっかり捉える、

という意識がいいのかもしれません。

ではでは


story_infomation.png
他人のストーリーを読んで、見て、感じて、共感、感動するのもいいですが、自分のストーリーも楽しんでいきたいですよね。そんなふうにいつも思う、小形誠ストーリーにおいて主役の小形誠です。笑。どうせなら面白いストーリーのある人間を目指したいです。


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逆フリン効果?人類のIQは1975年以降低下しつつある(研究結果) [society]

【人類のIQは1975年以降、低下しつつある!?その原因は‥】
https://www.oricon.co.jp/article/510076/


 
・フリン効果=「人類の知能指数は、上昇し続ける」
62年〜75年生まれの対象者ではフリン効果は認められたが、75年を境に1世代あたり平均7ポイント、IQスコアが低下してたことが判明(62〜91年生まれの73万人のノルウェー人対象)
・「知能指数の低い人が子沢山なのではない。家庭内で負の効果が見られることから、環境要因が関係していると思われる」と研究者は言う
・その「負」に働く環境要因には、教育制度の変化や読書量の減少に加え、インターネット三昧の生活があるという
便利が高じて情報処理や判断の必要が減り、「自ら考えること」を放棄した結果なのかもしれない

、、、以上記事引用参考。

私、3年前にフリン効果についてブログを書いています。

【人類のIQ数値は世代ごとに上がっているらしい。だけどね、、】
https://gata.blog.so-net.ne.jp/2015-05-30

この過去のブログでは、先人の知恵やコツを積み重ね続けるのだから、時代とともに現代人のIQが上がっていくのは自然なことなのでは?みたいなことを私は言っていました。

だけど、改めて、今回の記事と合わせて考えてみると、この考え方は逆だったのかもしれないと思いました。

つまり、先人の知恵やコツを現代人の私たちは何も考えずに活用をしているだけであって、何もすごくないということ。

もっと言えば、先人の知恵やコツを使っている私たち現代人よりも、その知恵やコツを作り上げた先人の方がよっぽどすごいということです。

例えば、私は何気なく、パソコンやキーボードを使って作曲をしていますが、それらがどういう仕組みで動いて音が出ているかを私はまったく理解していません。^^;同様に、ほとんどの現代人は、インターネットや携帯電話など、その他の多くのツールを、本当の意味で仕組みを理解しないで使用しているのが実情だと思います。

上の記事で言っているように、【「便利が高じて情報処理や判断の必要が減り、「自ら考えること」を放棄した結果なのかもしれない】という部分は本当にそうなのかもしれませんね。

先人の知恵やコツのおかげて、現代人は先人よりすごい成果を出すことが比較的容易ではありますが、それイコール、私たち現代人が先人たちよりすごい、知能がすごい、考える力がすごい、ということにはならないということです。

知能=考える力=IQと言い切れない部分もあるとは思いますが、、、

今回の記事で、先人たちのおかげの便利に囲まれた中(無思考になりがちな便利ツールが多い中)、私たち現代人は「自分で考える力」を決して失ってはいけないなと改めて思わされました。(現代人は自分で考える力を失いつつあるという危機感)

ではでは

P.S.インターネットなどの便利が普及していない地域でも、同様の世代間IQテストをやってみて欲しいなとも思いました。


smartphone_generations.png
スマホゲームなんてなかった昔の子どもは、自分で楽しいことを探し、自分なりの遊びも開発していたと思います。昔の人は情報を得ることだって大変だったのですから、今の人と比べると考える量(能動的思考量)が半端なさそうですよね。^^;こう考えると、先人と現代人とで「自分で考える力」の差が出るのは致し方ないのかもしれません。実は、私がブログやツイッターを執拗なくらい更新し続けるのは、「自分で考える力」を落とさないためでもあります。(無思考で情報を浴びたくないから)


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「醜くても勝つ」より「美しく負ける」を好む日本人の精神性は正しいのか正しくないのか、美しいのか美しくないのか [society]

【日本人はなぜ「醜くても勝つ」より「美しく負ける」を好むのか】
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/56481


 
プロ野球のオールスターゲームが今晩、行われましたね。そして、そんなオールスターの出場を辞退すると、その選手はペナルティが課されることを、私は昨晩まで知りませんでした。。

【オールスター出場辞退のペナルティとは?ファン投票の出場のみ】
https://proyakyu-baka1dai.net/1108.html

昨晩、友人とSNS上で、このことについて「わけがわからんルールだ」と批判していた話の流れで、「同じことをしないやつはズルい!」というような、悪しき日本人精神はなんだか嫌だと、私の話は熱を帯びてどんどん拡大していったのでした。笑

オールスター出場辞退にペナルティが課される件については、改めて冷静に考えた今、私のこのような表現が適当かどうかはわかりませんが、

「同じことをしないやつはズルい」という悪しき日本人精神

、、というのは、前々から私が漠然と思っていたものではあります。

そんな時、この漠然たる思いを論理的に説明してくれている記事をタイムリーに目にしたのでご紹介したくなってしまいました。(前置き長い!!)

、、以下、記事引用参考(なんとかまとめようとしましたが、かなり困難ですね。^^;上のURLの記事を一通り読んでもらった方がいいかもしれません)

・日本を含め世界の人々の多くは、勝敗そのものよりも美しく振る舞うことの方が大事だ、と無意識のうちに感じている(「汚く勝つ」より「美しく負ける」方が価値がある)
・真田幸村、白虎隊、赤穂浪士、諸葛孔明など、日本でも世界でも悲劇的な歴史的人物の人気は高い(美しいの基準のヒント?)
・美しい、美しくないという基準と、利他行動、良心、正邪、善悪などなどは、理屈の上ではまったく別の独立した価値だが、脳科学的においては、社会脳と呼ばれる領域で、これらのことは混同して処理がされているようだ(善悪≒美醜≒利他?)
・そんな社会脳の発達が人間をここまで繁栄させたのではないか
・つまり、正邪、美醜、悪という基準を、無理やり後付けしてでも脳に備え付け、正義、美、善と判定された時に快楽物質が放出されるようにして、何とか人間を利他的に振る舞うように仕向けた(個人ではなく、種として生き延びるために、脳がアクロバティックに工夫)
・そしてさらに、自己の利益を追求する本能に柔軟に対応するために、以下のように、社会脳の機能は柔軟なっていった
「利他行動を優先しろ」と他者に攻撃しても、自分の利益は優先できてしまう
・さらには、利他行動を優先するタイプの方が他者を非難する傾向にあることがわかっている(記事の中の最後通牒ゲームのくだりはおもしろいです)
その心理は「自分は利他行動を優先しているのに、あなたはなぜ利己的に振る舞うのか。怒」というもの
・もっと言い換えると「社会性というルールにあなたも従うべきだ、そうでないならペナルティを負うべきだ」
・こういうタイプの人間は、脳内の生理的性質に原因がある(セロトニントランスポーターが少ない)とも考えられている


・そして、このタイプは世界でも日本人が最も多いというデータがある

、、、以上、記事引用参考。

改めて、

「同じことをしないやつはズルい」という、私が漠然と思う悪しき日本人精神のことを見事に説明してくれているような気がしませんか?

「日本人は、たとえ自分が利益を失ってでも、不正をした(明確にはルール違反ではなくても)相手に制裁を加えたい、という気持ちが世界一強い民族である可能性が高い」

「冷静で合理的な選択よりも、基準があいまいな善悪や美醜の基準おいて感情的になる」

不倫、政治家の失言、有名人の不適切行為、ポーランド戦の戦い方などなど、それらに対して、日本人は「美しくない」「正しくない」と感情的になることが多いです。(脳科学的に言っても、善悪、美醜の基準なんて曖昧なのに)

それはもしかしたら、

ほとんどの日本人が常に"自分の思う"「美しいこと」「正しいこと」に対して、まじめに向き合っているからなのかもしれません。だから、「私はこんなに美しいこと、正しいことにまじめに向き合っているのに、なぜ、あなたは、、、」と感情的に非難することが多くなるのかもしれません。(このまじめは良いのか悪いのかは、、、^^;)

もちろん、その善悪や美醜に明確な(正しい)基準などありはしません。

そして、私の言う「悪しき」も勝手な個人的な見解です。

長くなってしまいましたが、自分の漠然たる思いがいろいろと説明されたようで、少しだけすっきりしたのでした。

長々と失礼しました。

あ、あと、

みんなが守るべき社会通念上のルールはあくまで種の保存のためであって、個人に我慢させるものなのかな?(個の利益にはならない?)とも思いました。だから、「自分はまじめに我慢してるんだから、お前も守れ」となりやすい?

真面目なことは良いことだとは思いますが、我慢した結果の真面目は良くないのかもしれません。(他人に攻撃的になりやすいから)

おもしろくなっちゃって話が尽きないので、このへんにしておきます。すみません。。^^;

ではでは

demo.png
もっと、安直に言ってしまえば、「不公平≒不正だ!」という気持ちが日本人は強いのかもしれませんね。もちろん、その正しいの基準はあいまいです。だって、脳科学的には善悪も美醜も、混同しちゃっているんですから^^;まあ、普通に考えても、美しいも正しいも、その基準は人それぞれですよね^^;


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金正恩氏の専用トイレから考える、デジタル個人情報とアナログ個人情報 [society]

【金正恩氏は米朝首脳会談にトイレ持参 指紋も残さず拭き取る】
http://news.livedoor.com/article/detail/14851830/


 
・米朝首脳会談時、金正恩氏は移動式の専用のトイレをシンガポールに持参
・「情報機関が金正恩氏の健康情報を収集できないようにするため」とのこと
・金氏は専用のペンや鉛筆も持ち込み、周囲のスタッフは金氏が触るもの全てを拭き取り指紋を残さないようにした
・実際、1940年のスターリン政権下で秘密警察が諸外国のリーダーの糞便を分析していたという証拠も発見されている

以上、記事引用参考。

すごい警戒してますよね。^^;

でも、改めて考えてみると、

昨今、「個人情報、個人情報」とうるさい世の中ではありますが、もしかしたら金正恩氏たちは、私たちなんかよりも、個人情報というものがどういうものかということを、よくわかっているのかもしれません。

個人情報の流出と言われると、最近ではネット上でのケースが多く、そういうイメージを抱きやすいですが、改めて、個人情報はデジタルだけでなく、糞尿や指紋というアナログなものもまさしくそうだなと思わされました。

デジタル個人情報は、デジタルに私たちが触れたり、登録しない限りは流出することはまずないでしょう。

しかし、

糞尿や指紋というアナログ個人情報は、「生きている限り必ず撒き散らしてしまうもの」だと思うのです。

しかも、今のテクノロジーならば、そのアナログ情報から健康情報以上の個人情報を抜き取ることも可能でしょう。(遺伝子とか)

現在、EUの個人情報の保護規則、GDPRが話題で、なおいっそう、個人情報の話が巷で盛んですが、それはあくまでデジタルが主な話。

現在の世界の有り様を考えると、「自分の個人情報は必ずどこかに漏れているはず」「個人情報を完全に守るのなんて無理」と、私は前々からそう思っていたのですが、

金正恩氏の専用トイレの話で、なおいっそう、その気持ちを強くするのでした。^^;

だって、私たちはアナログな面で言えば、毎日、個人情報を撒き散らしているじゃないですか。笑
(アナログ個人情報を取ろうと思えば、簡単にとれる?)

なので、

私たちが意識すべきことは、

「個人情報をどう守るか」という段階ではなく、
「個人情報は既に取られているという認識の上でどう対処するか」ということなのかもしれません。

ではでは

toilet.png
例えば、クレジットの不正利用時の対処のように、防御体制を二次、三次とはることが大事だと思います。個人情報が取られること自体は、私の中では半分あきらめモードです。^^;


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音波攻撃など、音の実力、その可能性とその怖さ。 [society]

【増加する音響"攻撃" 米大使館で被害、若者に撃退音も 人体への影響評価は不十分】
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1806/04/news052.html


 
記事では、音を使って相手にダメージを与える非殺傷型の攻撃、音波の攻撃について色々と取り上げています。

久しく、音楽業界の衰退が謳われていますが、(定額ストリーミングで回復傾向だけど)
音自体は、良くも悪くも、いろいろな分野で活躍しており、需要がどんどん高まっています。

視覚は目を閉じれば遮断できる
嗅覚は鼻をふさげば遮断できる
味覚は口を閉ざせば遮断できる
感覚は防護服を着れば遮断できる

でも、

聴覚(音)は耳を塞いでも遮断できるわけではありません。

(ちなみに、電波はアルミホイルなどで遮断可能です)

大きな音は耳を塞いでも入ってきますし、骨伝導で鼓膜をゆらすという視点で考えれば、音を遮断することはほぼ不可能だと思います。

別の言い方をすれば、

私たち人間が空気の中で生きる限り、音から逃れることはほぼ不可能なのです。

なので、音を取り扱う人やその技術を、私たちはよりいっそう関心、注目した方がいいと思うのです。

最近、私たちの日常に、音声デバイスが増えていることも注目すべきポイントです。(AIスピーカーなど)

一人一台のスマホ、一家に一台のAIスピーカー、そんな世界において、人間の耳で認識できない超音波によって、全世界中のそれらの機器に一斉に命令を発したらどうなるでしょう、、、

なんていう、SFちっくな妄想をしてしまう変な作曲家です。^^;

【騒音の中でも特定の声を抜き出す新技術】
http://www.news24.jp/articles/2018/05/31/06394738.html

でも、こういうニュースに触れる度に、私の妄想はどんどん膨らんでいってしまいます。

作曲家としては、
「音楽にもっと興味を持ってください」と言いたいところですが、

実際問題としては、
「音にもっと興味を持ってください」と言うべきなのだと思います。

ではでは

waveform.png
良くも悪くも、音の可能性は無限大。作曲家としては、音の良い可能性の部分を追求していきたいですね。


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忖度の法則を勝手に語る [society]

【新聞社が4億円以上を受け取りGoogleやUberにとって有利な記事を書くような契約をしていたことが明らかに】
https://gigazine.net/news/20180601-evening-standard-google-uber/


 
ロンドンの夕刊紙「イブニング・スタンダード」がGoogleやUberなどを含む大手企業6社に、総額300万ポンドで企業に有利な内容となる記事を書く契約を交わして「編集の独立権」を売り渡していたことが発覚しました。

マスコミ不信は前々からありますが、こういう問題はさらにその流れを加速させますね。(他でも同様のことやってるんじゃないの?)

「忖度」という視点で、今回のニュースを見た時、私の興味をさらに深くさせました。

辞書【忖度】
意味:他人の心をおしはかること。また、おしはかって相手に配慮すること。

いろんな場面で使われて、今ではポピュラーワードになった忖度。

でも、冷静に考えてみれば、良くも悪くもみんな忖度して生きていると思うんですよね。特に日本人は。^^;

利害関係があれば、そこには必ず忖度が発生すると思うのです。

上の事件も、ある意味、Googleなどからお金もらって、利害関係が発生して、忖度しちゃったわけです。でもですね、ここでおもしろいと思ったのは、一般の購読者たちもこの新聞社と利害関係にあるわけなんですよ。

購買者たちとも利害関係なわけですから、新聞社は購読者に忖度してもいいわけですよね?

例えば、

テレビは視聴者とは直接的に利害関係にありません。スポンサーと利害関係があるので、視聴者よりも、スポサンーに忖度します。

一方で、週刊誌などは、お金を払っている購読者を喜ばせようと忖度して、タブーに切り込むような記事を掲載します。

消費者側が無料ユーザーか有料ユーザーかで、忖度の仕方にも大きな差が出てくると思うのです。(利害関係=忖度関係ですから)

しかし、改めて、上のニュースを考えた時、
新聞社は企業と購読者、両方と利害関係=忖度関係にある中で、企業への忖度を選択したというのが興味深いです。

なんでたったの4億円で企業に忖度しちゃうんだろうとも思うのですが、その理由は以下の論理で考えれば、簡単なことのような気がします。

例えば、わかりやすく、、

10000人の購読者 vs 10000人分の資金を持っている企業

、、新聞社が上のような利害関係を両方持っていたとしましょう。

どっちが忖度しやすいですか?やはり企業ですよね。

なぜなら、10000人分の意向をひとりひとり汲んで忖度することはほぼ無理ですし、ひとつの大きな企業の意向を汲んで忖度する方がよっぽど効率的だから。

だから、

多くの利害関係、忖度関係があった時、最終的に忖度されるのは大きいパイを持つ企業や組織

、、ということになるのでしょう。

上のニュースによって、改めてそう思わされました。

政治も本当は国民に忖度すべきなんですが、それができないのは、その辺の理由もあるのではないでしょうか。(小さいモノの集まりよりも、数の少ない大きなモノに忖度する

以上、勝手に、おおげさに、作曲家が忖度を語ってみました。^^

ではでは

newspaper_sontaku.png
このニュースによって、イブニング・スタンダードの購読者は減るでしょう。(購読者の審判)でも、国民の気に入らない忖度を政治がやったとしても、国民は税金を納めないという審判を下すことは、残念ながらできません。


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